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2025年05月18日
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2009年04月26日
もいっちょ
BM2k

集中豪無編やってたころサイバー厨だった。
なんという捏造。プロヘはごどぶれす様命なのに。
ぷろさいとか意味不。
普通にキーボ叩いて意味腐ってでた。間違いじゃないけどさあ!!





 悪夢だと思った。
 いや、むしろ夢ならよかったのに。
「お目覚めですか?」
 ジクジクと鈍痛の残る頭、霞む視界。かすかに残る薬品の匂い。
 そして目の前の男の毒を含んだ笑み。
 吐きそうだ。
 男の問いかけには答えず、のろのろと身を起こして状況を見直す。
 おおよそ幻次界ではありえない装飾の数々。
 華美ではあるが、清潔感のある調度品。
 幻次界のものはもっと無骨で、それでいて暖かいものだった。
 そして自分の身なりはいつもの赤と黒の法衣ではなく、白い長衣。自分に着替えた記憶がない以上、誰かがこれに着せ変えたのだろう。
 つまらない事だが、それが目の前の男が手ずからやった事ではないと思いたかった。想像もしたくない。
「御機嫌がよろしくないようですね」
 当たり前だ、とう言葉が咽から飛び出しそうになるのを堪える。ここで叫んだところ、なんら事態が好転する訳でもない。
 ひどく押さえた声で、
「ここはどこで、私はどうしてこんなところにいるんでしょうね?」
 と言った。たったそれだけを吐き出すのにものすごい量のエネルギーを消費したような気がする。
 ああ、頭が痛い。
 目の前の男は、くつくつと奇妙な笑みを浮かべ、その問いには答えない。
 別に答えなくてもいいけれど。
 ここがどこで、自分がどうしてここにいるのか、なんて事は分かりきっている。この男に攫われたのだろう、おそらく、薬品か何かを嗅がされて。ひどく痛む頭はその時の薬が抜けきっていないせいか。
 情けない。
 確かに警戒していたのだ。この男を。
 危険な目をしていた。表情は微笑んでいると言うのに、その瞳のなんと冷たい事か?奥にひらめく炎のなんと激しい事か?
 野心にギラついた、嫌な目だった。
 男は自分の傍らに座る。ぎし、という音がやけに響いた。それはまるでこの男の抱えもつ歪みが軋んだような音に聞こえる。
 そうして男は指を伸ばすと、自分の喉元に触れた。
 なにか、ある。
 かちんとした金属のようなものが、自分の首にかかっている。
「これが何か分かりますか?」
 声が踊っている。
 楽しいのか。
「ああ、自分では見えませんか」
 と言ってサイドボードから手かがみを取ると渡してよこす。銀の精緻な彫刻のなされたそれ。男の趣味だろうか、少々華美に過ぎたそれに自らをうつしこむ。
「……なんだ、これは?」
 幅、1センチ程の鈍色をしたそれは、アルミでできているのかひどく軽い。そのアルミでできたものが自分の首をぐるりと一周していた。これではまるで、
「首輪………?」
 ではないか。
「よくお似合いですよ?」
 悪趣味だ。
「なんの遊びか知りませんが、このような真似をしてただですむとお思いですか?」
「いいえ」
「ならば私を返して下さい」
「遊びじゃないですよ」
 はなしが噛み合わない。多分わざとだ。
「そうそう。貴方の首にかかっているものと、同じものがもうひとつあります」
「それが何か………?」
「ああ、申し訳ありません。厳密に言うと少し違いますね。貴方のつけているものはただの発信機です。御安心下さい。そしてもうひとつの方には同じく発信機がついていますが…」
 向けられた瞳に、ザワリと体内で何かが蠢く。その名は不安。
「ついでに爆薬を仕掛けているのですよ」
「!?」
「まあ、爆薬とはいってもそんなに大きく爆発するものじゃありません。それでも首を吹き飛ばす程の威力はありますけれどね」
「それを一体どこに!!」
「昨日、悪魔の子供をひとり捕まえまして」
 にぃ……、と男の頬がつり上がるのを見て目の前が真っ暗になった。
「なんということを……」
「それには受信機もついています。ある信号をキャッチすれば爆発するように仕掛けられている。さらに別の信号をキャッチ出来なくなった時も同じです。………もう、おわかりですよね?」
 逃げられない、と言う事だった。
 この首輪から、ある信号が常に発信しているのだろう。そしてそれを受け取っているのがこの男の言うところの悪魔の子供がつけている首輪。その信号が途絶えた時、それは爆発する。

「覚えておきなさい。その子供を殺すのは私ではありません。貴方なのですよ」

 男の声が、ひどく遠くに聞こえた。





*


映画版バトロワの首輪をみてだな……、もう、お分かりですよね? まんまパクリですありがとうございました\(^o^)/
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